端材と廃材のこと
端材と廃材。(はざいと はいざい)
様々なお問い合わせの中で、この二つを混同しているお客様がおられます。
端材とは、適材適所のご要望において、製材した際に出る端の材。要するに余ったもの。
建築材として加工された材は、目利きの仕入れにより最高の乾燥を保たれている建築資材なので、最高の端材なのです。
デザイナーと職人の手にかかり、多くは素晴らしい家具の一部に生まれ変わります。行き場がなくなると、最終的には、良質の薪やボイラーの燃料となります。
一方、不用のものとして廃棄された材が廃材です。これらは、産業廃棄物となるものです。沖倉製材所には、廃棄する材はありません。全てが山からの恩恵を受けた尊い命だからです。
廃材を活かすことと、端材を活かすことはどちらも環境に優しく大切な心がけですが、私達は「地場の木を活かす事」に価値を見いだす方々と共に、廃棄する材を出さないことに使命感を持ち、日々多摩産材普及に取り組んでいます。
斬新なデザインのテーブルの脚になる端材。どのように生まれ変わるのか楽しみです。
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