無垢材の適材適所とは
沖倉製材所の築35年の小屋は健在。
ある建築エコノミストは「隈研吾の建築は常識的な木の使い方ではなく、デザイン優先的なところがある」と話す。総工費40億円の市庁舎には完成6年でカビが生え、市民にも今後はもっと朽ちていくのではと危惧され、問題視されている。『木のカビ』については「カビの生えない処理方法にはお金が掛かったり色々な制約がある」など処理方法に言及しているが、処理の問題以前に木材の適材適所に気付いてほしい。
私たちは、太陽光に含まれる紫外線が木材の成分を分解して、木材の色や表面の質感が変化することを「風化」と呼ぶ。
屋外で使用する場合特に注意が必要で劣化を遅らせるには、定期的な塗装やオイルのメンテナンスを行うことも必要。
湿気の多い場所ではカビや腐食の原因となるため、水に強い赤味の部分を選ぶことが常識で、この部分こそが伐採されたあと腐りにくい。「ヒノキは水に強い」といっても、それが白太ではなんの意味もない。適材適所に選び処理しなかったことが隈研吾建築の結果なのでは。
先代が建てた築36年の小屋は今尚、美しく風化し存在している。木造建築家をうたう前に、木の素性を見極めてほしいものだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e1f6172f9db1ee94e84457b33e65b0dc3c4ff937
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