檜原村村議と山を語る
檜原村の山は多摩産材の山の一つ。檜原村 村議からのご希望で、山と林業、製材所の立場から、これからの地場産業についてお話させて頂きました。
良い山とはもちろん、山にどれだけ手間をかけてきたかが第一条件。先人たちの努力の結果が今の山の評価です。だから、今の努力は未来の山の評価となることは必然。それが今は、余計なことはしたくない、なるべく楽な仕事をして山を利用したい、、そんな人が増えてきているように見受けられます。
これからの山を背負う若き林業家集団『山武師』の仕事ぶりは素晴らしいです。
環境を破壊せず争いのなかった縄文時代、更にゴミを出さないエコな都市であった江戸時代。廃棄物を埋めたり焼いたりしても自然を破壊しない暮らしかたであった事。
産業社会に振り回され、金儲けが重視され、進歩を遂げて来た我々は、今こそそれらの愚かさに気付き、この大きな時代の節目に本来の自分を取り戻し、山づくりの在り方を見直すチャンスなのではないか。。
そんな思いを込めてお話をさせて頂きました。
多摩木材センターでは檜原産の原木が出材。暖かく穏やかな春の市日にこれからのことを深く想う一日でした。
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