『国産材の家づくりについて』沖倉製材所社長 沖倉喜彦がフェイスブックで語りました。
木材自給率も4割近くまで増え、更にバイオマス、合板、土木や梱包材向き輸出向けの低品質材が増える中、建築用材、特に構造材向きは増えていない。
国産材の中でもスギは外来集成材に比べて構造計算上強度が弱く、梁や土台などに向かず、使おうとすれば設計変更をする必要がある。
そのため梁の性能表示は不可欠で、それはグレーディングの経験値が多ければ多いほど可能となる。
構造材はもとより、スギ・ヒノキに勝る木は世界中どこにもない。それは様々な樹種を挽き扱って来た中で言えることである。
よって、オール多摩産材の家づくりは沖倉製材所としては可能。実績をふまえて貫いていく覚悟があるかないかだけのこと。
梁背が240から300に大きくなりコストが上がるが、地場の木を活かし、地場の木材だけで家をつくることは、近くの山々を活かす東京の製材所ならではの与えられた使命である。
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沖倉製材所代表取締役社長 沖倉喜彦は一級建築士であり、多摩産材認証役員監事・製材事業者代表、秋川木材共同組合代表理事です。