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「ウッドショック」鎮静化も価格は高止まり。輸入依存の日本に必要な視点

米国製下落傾向も日本向け高値・品薄続いています

日本向けの木材は今後も木材の高値・品薄を懸念する声が多く、日本市場の木材不足が解消に向かうかについては未だ見通しがたたず、国産材杉中丸太は上昇の一途です。

そんな中、「国産木材を活用することで、持続可能な林業による『自給自足』を促したい」と小池百合子知事が、「国産木材の需要拡大に向けた提言」を提示しました。

国産材の需要創出に絶好のチャンスだとして、活動の事例紹介や木材活用の支援拡充について提言。野上農水相は「6月に『木材利用促進法』を改正し、『森林・林業基本計画』も閣議決定した。提言を踏まえて、持続可能な林業発展のための施策推進に努めたい」と応えました。

木材活用の取り組みは世界に広がりを見せ、仏パリオリンピック大会にも引き継がれ、現地では五輪・パラリンピック用施設の木材建設および開発促進。自国の木材を活用した五輪を目指しています。

木造一戸建ての需要が少なかった中国も、木材活用の動きを強め、日本産の杉やヒノキ、カラマツが木造建築物の構造材として中国でのさらなる木材消費が予想されています。

こうした動きが世界各国に波及するのは確実で、木材価格は市況化し、原油価格のようになり、輸入材に頼る日本は長期的な視点での対応を検討する必要にますます迫られている状況です。

沖倉製材所は東京の木・多摩産材を扱い70年。これからも、唯一の多摩産材認証協議会監事工場として、『東京の木・多摩産材普及のため』に邁進してまいります。

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