『中秋の名月の丸さ』と『丸太の丸さ』
吾野原木センターでは秋一の競りが開催されました。出材の多い少ないよりも、丸太の質を吟味して質の高い材を仕入れる事が目利きの醍醐味です。最初に見るところは丸太の形から。
年輪も出来るだけ均等に育っているか。もちろん色味も大事です。少し離れて見て丸太の素性を見抜くこと。真っ直ぐに育った木はどんなものに製材しても さほど暴れることもありません。
年輪が美しくつまり、きれいに円を描く満月のような丸太を厳選して競り落とします。芯が真ん中にある真ん丸な丸太ほどおとなしく良質材が木取れるからです。
満月といえば、今夜は『中秋の名月』です。「中秋の名月」とは旧暦(太陰太陽暦)の8/15の夜に見える月のことで今年は本日9/21にあたります。昔からこの日は月が最も美しく見えるとされ、お月見が行われてきたそうですが、この日(旧暦の8/15)は、正確には満月ではない年の方が多いようです。本日の月は満月。奇跡的な日に良いことが起きるかもしれません。
photo shin yamasaki