東京農業大学 工場見学会
あいにくの雨でしたが、予定通りこれまでにもお付き合いのある『東京農業大学』皆様の工場見学を開催させて頂きました。
今回の工場見学で印象に残った出来事は、将来実家の家業である林業の後継者からの質問でした。
Q ,どういう木を育てれば製材所から評価されますか?
A ,現在サイズは尺貫法を使用し、日本の家の柱は、105角柱と120角柱に別れ、それは寸で言うと3寸5分と4寸である。120より105を使うと15ミリ部屋が広くなり、材積が減り単価が安いため、120より105多く使われる。105角を木取るには16センチの末口だから、丸太一本につき1本の柱しか木取れない。集成材の方が合理的なのは、色々な太さ、サイズが自由にできるから。無垢の場合は、適寸サイズを見つけて無垢の家づくりをしていくしかない。集成材を考えたら『太い木』を。
無垢の家としたら『適寸サイズ』を。
しかし『真っ直ぐな木』を育てれば何にでもなれるので、真っ直ぐに育て造材することにより優れた山になれる。
と、お話させて頂きました。お帰りの際に農大羊羹をお土産に頂きました。🙂
林業木材業の未来を担う学生の皆様方に多いに学びチャレンジして頂きたいと思います。