今年もツバメがやってきました
毎年、工場の水たまりなどに降りて泥を持ち帰り、泥と枯草で左官工事をします。
泥は一粒ずつ積み重ね、まるで大工が丁寧に家をつくり上げていくようにも見えます。古来より私たちの家は『木と石と土』で出来たもの。土があり、雨でぬかるむ。水を含んだ山からの恵みが豊富な、日本ならではの四季の移り変わりに沿ったその土地の家づくり。そんな当たり前を失なった今、ツバメの変わらぬ家づくりを感慨深く観ていました。
八重桜も見頃。新緑の季節がやってきました。
沖倉製材所代表取締役社長 沖倉喜彦は一級建築士であり、多摩産材認証協議会監事・製材事業者代表、秋川木材協同組合代表理事です。