日々の沖倉製材所

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多摩木材センター市の日

昨日の市場では、多摩産材での様々な案件にご対応させて頂いている中、ヒノキの構造材は強含、中でも土台においては今季最高をつけ、三十年前とほぼ同じ値で競り上がりました。

そのため、国産材製材は全体的にまだまだ品薄です。相場は地域や業態によりバラつきこそあれ、ヒノキ土台の不足と強含みはどこも同じです。地場の工務店が手掛ける着工が先送りになるなど、各製品価格の高騰に影響を与えています。

首都圏の市売りでは、高値丸太の製品の入荷で指し値が現物価格より上がり、仕入れ価格の上昇や入荷増の兆しが見えず先高観は高くなっています。

数十年もかけて育てた木が評価されること、それは多摩産材を扱って来た私達としても山にとっても有り難く、我々製材所としては大いに望む所なのです。

これから更に付加価値をつけることで、多摩産材をより適正価格に近づけていき、益々精進してまいります。

沖倉製材所代表取締役社長 沖倉喜彦は一級建築士であり、多摩産材認証協議会監事・製材事業者代表、秋川木材共同組合代表理事です。

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